―次の日


今日はマヤくんとの初デート!

いつもよりうんと気合を入れてメークを…


でも、洋服がないっ!!



「おねーちゃぁぁんっっ!」



「どした?そんなに慌てて…」

「お姉ちゃんっ!洋服貸して!」

「えー?いいけど?何?デート?」



お姉ちゃんの図星をつく言葉に、私の顔は熱を帯びる。

「…え?マジなの?」


小さく頷くと、お姉ちゃんは私を抱きしめた。


「よかった!我が妹よ!一生、男が出来ないかと心配したよ!」


そう言って私の肩をばしばしと叩く。


「で?カレはどんな感じ?」


「へ?」