ご主人様はトップアイドル?!

そして決めた。

「わかった…マヤ、がんばれ」

マヤは再びゆっくりと顔を上げる



その時の表情は―



優しい笑顔。



そんなわけない、私の目に映ったのは、

マヤの恨むような視線。



何も感じていないような、やっぱり…

そんな感じの表情をしていた。



無言のままマヤは部屋を後にした。

…それから、


私とマヤは必要最低限の会話しかしなくなった。



デビューが決まっても、マヤは嬉しそうにするはずもなく、

すんなりと受け入れた。


TRIPLE×KISSは一躍、時の人となった。