「マヤか?」

社長さんがマヤくん…息子と真剣に話している

社長は何回も頷いたり、なぜだか険悪の表情を浮かべたりする。



電話が静かに切られると、社長はゆっくりと振り返った。


「レイカちゃん。今からマヤの過去を話す」




「…え?」

突然の言葉。



マヤくんの過去?

マヤくんの過去が何か色々と関係してるの?



「あれは15年前、マヤがまだ3歳の頃だった…」



―15年前―


「マヤ…お母さんはこれからも、

空でマヤをずーっと見てるからね…」



ピ―――――――ッッッ