「俺よりも、マヤが好き?」

そんなわけない!…でも。

言いたいのに声が素直に出せない。



マヤくんはアイドルとして、

手の届かない存在だと知っていたから、

すごい好きだった。



迷わないで言えた。

少し前までは、



でも。




メイドになってしまって変わった。



存在が近づいてしまって、

少しの希望の光が見えてしまったから。



彼女になれる…そんな希望の光が...