「ん…」


目を開けるとそこは、見慣れた部屋。

「あ…レイカ?起きた?」


「リュ…っつ!」



頭痛と耳鳴りがする。

「レイカ動くな!お前、熱あるんだから」

「熱…?」

「そう。結構高めの」



そっか。熱出しちゃったんだ。

最近、色々なことありすぎたもんね…

あれ?でもさっき…



「リュウキ!マヤくんは?」



“マヤ”名前を出した瞬間、リュウキの顔が曇る。


「あっ、ごめ…」


「いや、別に?マヤは帰った」