手放したくない。

だから、彼氏にも宣戦布告した。



レイカの気持ち次第なんて言われなくてもわかってる。

でも…


レイカ。



お前が俺に愛を教えてくれるって信じてる。


だから。


絶対に、誰よりも傍に、近くに、


レイカのもとへ行くよ。



今、目の前で眠るレイカの唇に、

そっと唇を重ねた...




少し…少しレイカが微笑んだ気がした

それを見届け、俺は部屋を出た。