ご主人様はトップアイドル?!

「俺だってさ、父親になりたい。それで、子どもに愛情をいっぱい与えたい」

「うん」

「でも…」



―?そこまで、マヤくんを追い詰めてるのって何?


「今のままじゃ無理なんだ」

「え?」




「今のままだとさ、仕事と家庭とさ両立って難しいじゃん」

「…」

「だから…」



そう言ってマヤくんは悲しげな表情を浮かべた。

そっか…そうだよね。

仕事が忙しいマヤくんは、当たり前のように家族との時間は減る。



ただでさえ、私との時間もあまりない時がある。



それに子どもが産まれたりなんてしたら…