「リュウキ、本当にいいんだな?」

「あぁ」


それだけ言うと、リュウキは去っていこうとした。



「リュウキ!」


私は彼を呼び止めた。


「リュウキ…ありがとう!ごめんね!大好きだったよ!!」



泣きながらに叫んだ。

リュウキに伝わったかな…?


すると、リュウキは振り返って、


「俺も」


そう言って笑顔を見せて帰っていった。



「…レイカ、大丈夫か?」

「うん...」


大丈夫。リュウキのことは吹っ切れたんだ。