「んっ...」


目を開くと、目の前に現れたのは私の最愛の人―


「マヤくん…」

「レイカ、大丈夫か?」


私はこくっと頷いた。

すると、ドアが開いた。


「マヤ、サク、リノン、レイカちゃんは?」



見たことのある人物、それは…



「安藤さん?」



みんなが驚いた様子でこっちを見る。

でも、一番驚いているのは私自信。


「レイカ、もしかして…記憶―?」


そう、記憶が戻っていた。


戻らしてくれたのは多分…ううん、絶対に。