ご主人様はトップアイドル?!

彼が背中を押して、私は前へ出る。

私はその部屋の洋服、いっこいっこをしっかりと見る。



ふと、何故だか視線が止まった―



黒のレースと白のフリルがいっぱい着いた服…

そう、“メイド服”に視線が止まった。



「レイカさん…!」


彼は少し嬉しそうな表情を浮かべた。



「リノンくん…これでいい?」

私は迷わなかった。


視線が止まった、それはきっと何かがあったから。



それに、その服は見やすい場所にあったから。

きっとTRIPLE×KISSのみんなは、私の記憶の手がかりを集めてくれているんだ。




「次はこちらへ...」