ご主人様はトップアイドル?!

ピピピピピピッッッッ


画面が下に動いていく、

名前がマ行に差し掛かり、

“マキコ”“松田”“マミ”“マリナ”…あれ?



もう一回マ行を上から探す。

でも、“マヤ”その名前がどこにもない。



苗字で探そうと思ったけれど、私は彼の苗字を知らない。


…どうしよう。



会えないの?

もう、このまま一生。



そう思うと、なんだか悲しみが募ってきた。

視界がぼんやりと滲んできたその時―



「レイカ、おっひさ☆」


「うぎゃあっ!!」