どさっ


誰かに支えられたので、床に倒れることはなかった。

でも、私は支えてくれた人物を見て驚いた。



「マヤ…くん?」


マヤ、そう呼ばれていたTRIPLE×KISSの一人。


「レイカ、気をつけろ」


そう一言言うと、彼は私のベッドに腰を下ろした。



「話、あるんだけど…」



私は彼に質問したいことなど忘れ、とりあえず彼の隣に腰を下ろした。



「レイカさ、俺のこと思い出してないよな?」


私は小さく頷いた。

彼は私が頷くのを確認すると、話をし始めた。