「きゃー!カッコいいー!惚れちゃいそー!」
「もう惚れてるんじゃないんデスカー?」
「うるさーい!更に惚れちゃうんですー!」
どんだけバカップルだよ的な会話だけど。
別にいいか。
だってホント、自信あるから。
もしもいつか、七瀬と再会する時があれば。
俺は絶対に、見た瞬間に七瀬だと気づく自信があるし。
もしもいつか、七瀬が迷子になったとしても。
俺は絶対に、見つけ出せる自信がある。
……根拠?
ねェよ。
理由?
あるよ。
“だって好きだから。”
……なんつって。
「……ん?なになに、なんで笑ってるの!」
何故かくるくる回っていた七瀬を見つめながら、いつの間にか俺は笑っていたらしい。
それに気が付いた七瀬が、回るのをやめて俺の顔を覗き込んできた。
なんか、七瀬ってホント、ころころ表情が変わるよな。
とか思いながら、俺は首を横に振る。


