「まあ…そうなんだけどね…」 煮え切らない返事をするあたしにお母さんがさらに言う。 「葉菜だって前は雨の日イヤがってたじゃない、バスに乗るの面倒くさいって。それとも何か雨の日にいいことあるの?」 「そんなことないよ!行ってきまーす!」 ドキッとした。 お母さんの言うとうり。 いいことがあるのだ、あたしにとって。 雨の日だけに…