「あ、ねぇ隼人さんは何か見たいものとかない?」 「…俺はいい」 「そっか。じゃあ、ちょっと待っててね。化粧品見て来る」 「ああ。わかった」 莉子へ目が行き届く場所に立って店内を見回した。 しかし今日は混雑してるな。 休日だからか。 暫く辺りを見回していると、ある女が視界に入る。 見た感じだが麗奈に似てるな。 もしかして… 麗奈か?