「…まあ我慢する事もある程度は必要だが、し過ぎるのもよくない」 「だ、だから…」 「良い悪いの問題じゃないがな」 言い返そうとした時、不意に隼人さんの大きな手で頭を撫でられた。 こんな優しい扱いされたら…言い返すにも言い返せないよ。 調子狂っちゃうんだから…。 「なんだ、撫でられるの好きか」 「ち、ちがっ…//」 悪戯な笑みを浮かべる隼人さんの手から逃れるとキッチンへと逃げた。