「あんなキスがいいのか。お子ちゃまだな」 「ふ、ふざけないでよっ!!そんなの、黙って見てる方がよっぽどお子ちゃまだよっ」 「威勢のいい女。さっきとは、えらく態度違うな」 「う、うるさいっ!!」 なんなのこの人?! いきなり現れておきながら、とっても失礼しちゃうっ。 早くこの場を離れよう。 「…待て」 「は、離してっ」 男の人は私の腕をガシッと掴み、何とか振りほどこうともがくもビクともせずにいて離してくれない。