「ねぇ、じゃあ…どうして私の居る場所がわかったの?」 「それも秘密だ」 「秘密ばっかりー」 この広い学校の中で、旧倉庫に居る私を見つけ出せるなんて…おかしいよ。 まるで私の居場所を知ってたかの様にしか思えなくて…。 でも、私の気にする事じゃないか…。 車へ乗ると私の頭には勇人くんの事が浮かんで離れない。 彼女が居るって事は、これ以上関係を続ける事は出来ない…。 誰かを傷つけてまで、私の意思を通す事なんて出来ないよ。 ちゃんと話さなきゃね。