何度もキスをしたり、抱き合ったりをして二人の時間を楽しむ。 ほんの少しの時間だけど、私にとったらとても嬉しくて楽しい時間なんだよ。 「…何盛ってんだ」 「……え?」 「…っ…じ、じゃあな莉子。また連絡するなっ」 彼は急ぎ足で、この場を去って行く。って事は…今の声は誰…? 恐る恐る振り返ると、そこには真っ黒なスーツにサングラスをかけた背の高い男の人が立っていた…。