「あ、ねぇ。電話ってどこにかけるの?」 「莉子の親父に決まってんだろが」 お父さんに? あ…そっか…お父さんもうすぐ帰って来るんだった…。 すると、ちょうど家の電話が鳴り響き、私は電話に出た。 電話の相手は…タイミングよくお父さんからだった。 え?出張が伸びた? また二週間出張が伸びたらしく帰国出来ないとの電話だった。 今に始まった事じゃないから、慣れてるからそれはいいんだけど。