「…隼人…さん?」 「…莉子。会いたかった」 ドクンと私の鼓動が脈打つ。 …嘘……隼人さんが…私に…会いたかった? 「…麗奈の事が落ち着いたら…もう一度お前に会いに行こうと思ってた…また、会えたな」 「……隼人さん…」 隼人さんは私を胸に抱き込んだまま、優しく頭を撫でてくれる。 先程までの緊張感が一気に解けて行き、凄く暖かい気持ちになって行く。