言おうかどうか迷ったが…嘘付いてもバレる様な気がしてならねぇからな。 「麗奈はな…男からDVを受けてたんだ……さっき家へ行ったのはな男と話しをつける為だ」 「……DV……ドメスティックバイオレンス……叩いたりする事だよね。…そうだったんだ」 「昼間話しをした時にな痣を見つけて問い詰めて知ったんだ」 「…それで…元彼女さんは…大丈夫なの?」 「…ああ。今も電話してたんだが、大丈夫そうだ」 莉子は眉を寄せて浮かない顔をしながら俺の足元を見てる。