…莉子か。 俺は…重症だな…。 こんな時でさえ、莉子の顔が浮かぶなんざ…依存してんだな…。 でも…今は…。 俺の感情等どうでもいいか。 俺は麗奈を救ってやりたい。 俺が傍にいてお前が前に進めんのなら…いくらでも背中を押してやる。 「…仕事が終わったら…迎えに行くから待ってろ」 『…ありが…とうっ…』 「ただ言っておくが…よりを戻すつもりはないからな…」 『…う、んっ……わかった…』 中途半端な事はしたくねぇから…期待をもたせる訳に行かねぇんだ…。