教室の傍へ行こうとした矢先、目の前の階段をバタバタと上がって行く依頼主の娘が視界に入った。 屋上か? まあ、いい。 着いて行くか。 階段を上がると、微かな話し声が聞こえて娘に気付かれない手前で足を止めた。 女の声だけじゃなく、男の声も聞こえる。 まだガキの分際で 男と密会してんのか。 今時のガキはませてるからな。