結局今日のプールも、隼人さんと優花の事が気になって心底楽しめなかった…。 気にしない様にしても気になっちゃって…見て見ぬ振りをするのに必死だった…。 優花の事を応援しようって決めたのに…これじゃ私…ダメだよね…。 「お姉ちゃん。おやすみ」 「…おやすみ」 部屋の明かりを消してベッドで横になるも、中々寝付けずぼーっとしていると優花が起きて来た。 咄嗟に寝たふりしてしまう私。 優花は私の顔を暫く覗き込むと部屋を出て行った。