「莉子、足元気をつけてな」 「あ、ありがとう」 勇人がプールへ先に入り莉子へと手を伸ばし気遣う。 莉子は躊躇いながらも勇人の手を取りプールへ入った。 特に深くもねぇしガキじゃねぇんだから一人で入れんだろが…。 …つか、触んな。 …って…何考えてんだ俺。 …大人げねぇな。 「勇人とお姉ちゃん、いい感じよね。付き合うのも時間の問題だわ」 …だからなんだ。 俺の知ったこっちゃねぇ…。