…相変わらず楽しそうに笑ってんだな。 正門で手を振り二人が別れると莉子は車の助手席に乗り込んで来た。 「ただいま」 「おかえり」 「あの…明日の事なんだけど…友達何人かでねプール行く事になって…」 「そうか。だからどうした」 「…えっと…行ってもいいのかなって…」 「俺がどうこう言う事じゃねぇだろが…あれか、俺が着いてく事が気になんのか」 「…そ、それは」 …図星か。