麗奈とは違った長くなく飾っていない爪に小さな華奢な手。 よく見ると色白なんだな。 女の手を握るのは久しぶりだからか…妙に鼓動がうるせぇな…。 莉子の握っている手が段々と力が抜けてくのがわかる程…手に意識が集中してる…。 握る力が完全になくなってすぐそっと握っていた手を離し掛け布団の中へ潜らせた。 「…莉子、おやすみ」