何やってんだ俺。 こんな時ジョークの一つでも言えりゃぁ重い空気作らずに済むのにな…。 …情けねぇな俺。 「隼人さん。私、お風呂入って寝るね」 「…ああ」 「…おやすみなさい」 「…おやすみ」 家に着いて少ししてからそう言ってリビングを後にした莉子。 …結局なんにも話せてねぇな。 あいつと違って…重い空気作っちまって…ごめんな。