「隼人さん。私、料理苦手で…手伝って貰えないかしら?」 「…無理にする必要ないだろが。出前でも取れ」 「それじゃあお姉ちゃんがお使いに行った意味ないじゃない」 「今日でなくても使えんだろ。それより、ちょっと出掛けて来る。家で待ってろ」 「えぇ?!すぐ帰って来る?!」 「…ああ。戸締まりしっかりしとけ」 スーツのジャケットを手に取り着ながらリビングを後にし外へ出た。