…優花がじっと見てる。 こ、こんな所見たくないよね。 「だ、大丈夫だよっ。これぐらい大丈夫だからっ」 咄嗟に手を引っ込めると逃げるかの様にリビングを出て自分の部屋へ駆け込んだ。 まだ胸がドキドキしてる。 ついさっきまで触れられていた手が…熱い…。 私…やっぱり隼人さんの事…。 「入るぞ」 「…っ……だ、大丈夫ってば」 「…さっきからどうした?」 救急箱を持った隼人さんが部屋へと入って来た。