カウンターキッチンから見える二人を見て何故か落ち込んじゃってる私…。 優花を見ていると色んな意味で本当に羨ましく思う。 「莉子。お前は宿題いいのか」 「きゃっ?!」 ぼーっとなりながらきゅうりを切っていたら突然すぐ傍で聞こえた声に驚き指を少し切ってしまった。 「…何やってんだ」 隼人さんは私の手を掴むと傷口を水で洗い流してくれる。 隼人さんの筋張った大きな手。 見取れてしまったのも束の間…鋭い視線を感じた…。