暫くして休み時間のチャイムが鳴り、車を降りるとあいつが正門へ歩いて来た。 「…あなたはあの時の」 「…なぁ。莉子と何故仲良く出来ねぇんだ?お前等の事は無理矢理莉子から聞いた」 「お姉ちゃん、意外と口が軽いのね。最悪だわ」 「お前、俺の話聞いてたか?無理矢理聞き出したって言っただろが」 「…ふぅん。で、なんの用なんですか?」 淡々と話しを進めやがる。 …この女も普通じゃねぇな。