高校卒業したら私、一人暮らしするつもりにしてるんだ。


そしたらお父さんとお母さんと優花、三人で暮らせるから。


だからもう少し待って欲しい。


ちゃんと私だって考えてるから…だから優花…もう少し、我慢してね。




「…お前はどうなんだ。お前だって家族皆で暮らしたかったんじゃないのか」


「私は……いいの…」




私はいいんだよ。


離れるのはつらかったけどでもその原因は私なんだもん。


仕方ないって思ってる。