「ちょ、ちょっと待ってっ…」 「…うるせぇ。がたがた騒ぐな」 「……んぐぅっ?!」 やっぱり無理矢理にでも男の人を家から追い出そうと玄関を開いたまま腕を引っ張る。 無論、ガタイのいい男の人はびくともせずにいて…それ所か私の口元を大きな手で覆い言葉を遮る。 や、やだ…怖いよ…。 もしかしてこのまま…。 様々な不安が過ぎったままリビングのソファーへ放り投げる様に突き飛ばされる。