「…まあ、気が向いたらな」 「気が向いたらじゃダメだよ。いつ気が向くか、わからないもん」 「…放っておけ」 見事、図星をつきやがる。 この前、アウトレットで電話したばかりだしな。 んな、頻繁にする事ねぇだろ。 「もうー。絶対しないつもりでしょー?彼女さん喜ぶと思うけどなぁ」 「フッ。余計なお世話だ」 莉子をリビングに残したまま、2階の部屋へ向かう。