図書館に彼が通い詰めるのはきっと紫衣を探すため。


紫衣の所に行く手立てを探しているんだろう。


良君の紫衣への執着の種が少しずつ育つのかと恐怖が増した。


種が芽を息吹く日が怖い。


膨らむ恐怖と戦いながら佐和さんの背中にギュッとしがみついた。