とめどなく溢れる涙と後悔が押し寄せる。


アタシはなんてバカなんだ。


荒れ狂う自責の念にかられた。



ただ、ゆったりとひいては返す波の音だけが優しかった。


琵琶湖のほとりは、愚かなアタシにさえも優しかった。


その波音に洗われるような気がした。アタシをゆっくりとじんわりと癒やしてくれる、そんな気がした。