―――――ピピピピッ・・・・・


「んー・・・・朝だ・・」


いつもこうして
私の一日が始まる


「愛実ー、起きなさい」

階段の下からお母さんの声が
聞こえる


「今行くー」


こんな朝はいつものこと
何にも変わらない

でも・・こんな朝がくるなんて
思ってもみなかった
この日から私がくずれた


「はょ・・・・」

リビングにはいつもと
同じお父さんとお母さん
私は一人っ子

「おはよう愛実」

「お父さん、おはよう」

私はお父さんが大好きだった
いつも色んな話してくれて
それも古っぽい話じゃなくて
いまどきの女の子が

好きそうな話


「愛実、早くご飯食べちゃいなさい」


この人はお母さん
とっても料理がうまくて
何でもできちゃう憧れの人

「うん!今日は結構早起きしたよね♪
早く学校いこーっと」


今は6時43分家をでるのは
7時30分ぐらいかな??

「じゃあそれ食べたら
制服来て早く行ってらっしゃい」


「はーい」