「愛実はオムライスでしょ??
優衣がおごってあげる!!」


私は手を振って
口パクでいいよって言った


「いいのー!!お世話になってる
お礼なんだから」


断ってもきりがなさそうだから
私は手を合わせてまた口パクで
ありがとうって言った


「うん!」

優衣がお金を入れて
ボタンを押そうとしたら
いきなりオムライスのとこがバツになった


「あれ??」


私と優衣はえ?っていう顔で見た


食券を買う機械は2つあって
もう1つの機械で誰かがオムライスを
買ってオムライスが売れ切れてしまったのだ


「あぁ!!!最悪だぁ!!!!」


優衣は悲しそうな顔で機械を見る

「あっ!あいつだなぁ!!」


優衣は誰かを見つけると走って
もう1つの機械の方に行った



「ねぇ!オムライス買ったのあんたでしょ!!」


優衣は1人の男子に睨みながら言った


「は?そうだけど・・・」


男子はきょとんとした顔が優衣を見た