何で、何でこんなに輝いているの…響様

なんて思っていた矢先
“ドガっ”
と私の頭の上に隕石(インセキ)のごとく直也のげんこつが落ちてきた。

痛みに打ち振るえ、声が出ない私に対して
「いい加減に戻ってこい」
とのこと……


俺様?
今流行りの
オレサマなの直也くんっ?!
何、おねーサマに対してこの扱い

私はオレサマよりも王子系がイイデス。



『いたいぃー』

ふと、
涙目で見上げると少し儚げに私を見ている、王子がいた。
私を見ているようで……私なんか見ていないみたい。

胸がチクリとした

こんな気持ち知りません。
ゲームしてて、こんな気持ちなかった…