僕らの時間〈3〉

汚い。
俺以外が、こいつを触って痕なんて残すなんて考えられへん。食いちぎってしまいたい。

もう一度、噛み付いた。

「んんんん!!!!」

どんどん口内から鉄臭い味がしてくる。
そんな事、お構い無しにガリッと噛んだ。

高原は声出すことを抑えて我慢をしている。
俺の腕を掴んでる手が力が入って爪が食い込んでいる。

「コレつけられたみたいに、エロい声出したらええやん。
俺にも聞かしてぇや」

「出して…へん…」