僕らの時間〈3〉

たかちゃんの言う通り、藤原さんの料理は、どれも美味しくてまた食べたいと思うぐらいでした。

たかちゃんも藤原さんも当たり前のように泊めてくれます。

「藤原、ソファーで寝ぇや」

「おん。ちゃんと菊地さんにも布団あげるんやで」

「はぁ?当たり前やんか」

「あ、あの私がソファーでいいです。急に押し掛けてしまってるのに、これ以上…」