「おいっ。」
ビクッとする。
理奈は神里の顔を見ることが出来ない。
どんな形相か、大体予想がつく。
「はい。」
「朝の態度、言葉はなんだ?
教師に向かって死ねとはなんだ?
あんた何様だ。」
とても冷たく、
突き放すような
低い声。
とても自分の事を嫌っているのだろう。
こう喋っているだけでも面倒なんだ。
そう聞こえてくる。
「………………」
「耳ある?
聞こえているなら返事をしようか。」
「………………はい。」
神里は急に立ち上がると、部屋を出て行ってしまった。
そう言えば、私は、両親から愛された事があるのだろうか。
