翡翠の姫君〜Side*STORY〜





「次レオが風邪ひいちゃったら、私がずっと側にいるからね。」



私がそう言うと、レオは少し顔を赤くしてまた俯いてしまった。




「…おっまえなぁ………

そんな可愛いことばっか言って…

……もっかいするぞ。」




開き直ったかの様に、私に近づいてきた。




「えぇっ!!??
ちょっ、まった!!!!レオ!?」




もう心臓持たないってば!!


これ以上やったら、体温上がって死ぬ!!!!




「…まった無し。」




無しってなに!!!!?????




「え、まっ…レオっ!!!!」




だんだんと近づいてくるレオの顔が、後5センチってところ。




やばい!!!!!



そう思った時








「大丈夫か、エミっ………」





そう言いながら、ガチャっとドアを開けて入ってきた



…セルトさん。