翡翠の姫君〜Side*STORY〜




自然と口元が緩んでしまう。




「…レオ。」



ベッドの上に置かれてるレオの手を、そっと握って




「来てくれて、ありがとうね。」




そう、笑顔で言った。




目が覚めた時、一番にレオに会えて本当に嬉しかった。



仕事も大変なのに心配かけちゃって、ごめんね?




レオは一瞬目を見開いたと思えば、いつもの様に優しく笑ってくれた。