翡翠の姫君〜Side*STORY〜





「ね、ねぇ………レオ??」



「………ん?」




ベッドから、少し顔を上げて私を見る。




「なんでここに………仕事は?」



最近忙しいってセルトさんが言ってたハズなんだけど…




「おまえが倒れたって聞いて、仕事どころじゃないだろ。」




そんな言葉に思わずドキッとしてしまう。




心配してくれたんだ…








……………………ん?




「………レオ…
私が倒れた事、誰に聞いたの…?」




「…………ガクだ。」




少し、レオの声が低くなる。