空がさした人間は私の名前を読んでる春兄ちゃんの姿だった… 「春…兄ちゃん…」 空は目を閉じたまま言った。 「人間を信じない方が良い…」 何この人… 意味分からない… 「人間信じちゃいけないならあんたの事も信じる事が出来ないじゃん!!」 私は必死に空の目を合わせようとした… 「…お前、馬鹿だな…俺が指さした奴は誰だよ?」 空は鼻で笑った。