「貴女は本当に優しいですね…空が好きになるはずだわ…」 「嫌、それは…」 「顔が赤いわよ…!」 私は急いで顔を手で押さえた。 本当だ…暑い… 「それから預かりもの」 そう言って詩美は巾着から封筒を出した。