寒い… 寒いの嫌い… 全く、職員室に続く廊下は何て寒いんだ… やっと職員室についた私はドアを開けた。 「失礼しま…す。」 やけに慌ただしい職員室… 私は通りすがりの先生に事情を聞いた。 「あの、何でこんなに慌ただしいですか…??」 先生は驚きながら答えた。 「あぁ!もしかして倉木さんかい?大変だよ!!電話が来てるから代わるよ!」 職員室の奥まで入り、少し汚れた受話器をとった。 「もしもし、倉木詩美です…」